卒後臨床研修

初期研修

小児神経科での初期研修では、一般臨床医として最低限必要とされる小児神経疾患の診断・管理・治療を実地に学び、臨床各科で遭遇したときに対応できる臨床能力を得ていただきます。

小児のみならず、成人領域でも発達障害は話題になっています。また、重症心身障害者の診療を行う機会もあることと思います。てんかんは小児に多い疾患ではありますが、老年者でも頻度が増加してきています。また、てんかん重積状態は、救急の場では必ず経験します。

研修医は副担当医となり指導医の監督のもとで、外来患者の診察や入院患者の診療に参加していただきます。

後期臨床研究(レジデント研修)

小児神経科医は貴重な存在です。重症心身障害やてんかんをきっちり診療できる医師、脳波を自信をもって読める医師は非常に少ないですし、日本のあちこちで発達障害の専門外来は数か月以上待ちの状態です。一般病院でも、小児神経科を開設する病院が少しずつ増えてきています。しかし、充実した専門研修を行える施設は限られています。

神経学的障害をもつ小児本人にとっても、患者を支える家族にとっても専門的医療の必要性は高く、その社会的要請は増大しています。一般小児科の知識の上に、このような要請に応えられる知識・技術を修得していただきます。

研修内容は専門研修と重複しますので、専門研修のページもご覧ください。